オタクに憧れていた…オタクになりたかった…そして今オタクになれた!

ども! 元ココロのひきこもりで、でヲタで、もんスターのわっしーです

 

いきなりですけど みなさん ちょっと目を閉じて想像してください

あなたはお医者さんから突然の余命宣告を受けました

一瞬 何を言われているのか、何なのか 理解できず

とにかく「え? なに? どういうこと?」

そういう状況になりますよね

それでも医者は淡々と言葉を並べてきます

信じがたい事ですが本当に淡々と.....

そしてその悪夢のような現実を無理やり受け入れさせられます

 

その後みなさんなら、どんな事を考え、どんな行動をとりますか?

 

僕はですね その時なんと

オタクになりたい!

と思ったんですよ

 

いきなり何を言っているんだこいつは?

と思うかもしれませんけど最初に思った事が本当にこれだったんですよね

まあ このブログを読んでいただけている皆さんであれば当然ご存じだとは思いますが僕は今、とんでもねーオタクです!

 

ただ、もともとの僕という人間は何かに夢中になったり熱中したりすることがまるで出来ないつまらないヤツだったんですよ

 

子供の頃、友達が夢中になって集めていたキン肉マンの消しゴムも、ビックリマンのシールも、プロ野球カードも集めた事はなかったし、ジャンプやマガジン、サンデーといったマンガ雑誌も読んだことも買った事もなかった

兄弟がいたので家にファミコンはありましたがほとんど触れる事もなく、兄とチャンネル争いをするほど見たいテレビ番組もない

友達と遊ぶ時も率先して何かをする事がなく、いつも誰かの意見に流されたままくっついているだけでした

 

幼稚園の頃から大学までずっと同じスポーツをしていたのでチームメイトを含めた友達はそれなりにいましたが、それ以外のプライベートな話で盛り上がった事もなかったんじゃないかなぁ 

 

そんな感じで子供の頃からずっと何かに固執したり熱中したりする事無く、大人になってもそれは変わらずホント面白みのない冷めた人間だったんですよね

そしてそれは12年前に病気が発病することでさらに酷くなっていきました

 

ただ、その何年後ですかね?

ハッキリとは覚えていませんが、たまたまついていたテレビを見て何とも言えない衝撃と興奮、興味を持ったのは

 

何の番組かは全く覚えていませんが確か有吉さんが出ていた番組だと思うんですが、コミックマーケットというイベントに潜入レポートするという企画だったと思うんですけど、その時の映像は今でも忘れることなく鮮明に覚えています

 

「なんなんだ? この興奮と熱量に溢れた見た事のない空間は!」

 

今までに見た事も感じた事もない空間にとにかくもう圧倒されました

僕が今まで認識していた「オタク」とはまるで違う!

「オタクってもっと内にこもって1人でコソコソ、ニヤニヤ、なんか空想の世界で何かしている人達じゃないの?

イメージとしては子供の頃にバラエティ番組で見た宅八郎さんみたいな人だったんですけど.....

とにかくその番組に衝撃を受け、魅入っちゃってとんでもなく興奮している自分がいました

 

1つの事にこんなに夢中になれる人が世の中にはたくさんいるんだ

気がついたらその気持ちはそういった人たちへの憧れや尊敬になっていました

それからはもうずっと「オタク」に憧れる毎日ですよね

自分はいったい何に夢中になれるのか、どんな事にトコトンうち込める事が出来るのか、そればっかり考えていました

 

まずは分かりやすくマンガやアニメを見てみました

でもなんかしっくりこない

ゲームを買ったりフィギュアを買ったりもしてみましたが何かこれも違う

そんなことを来る日も、来る日も、毎日、毎日、繰り返していたらある時ふと思ったんですよ

「オタクってもしかしていわゆる萌え産業や2次元に限った事じゃないんじゃないか?」って事に

 

例えばスポーツに熱中しプレーしたり応援している人はスポーツオタク

車が好きで給料の大半を注ぎ込む人は車オタク(カーマニア)

食べる事が好きで毎日色んな店を探している人は食べ歩きオタク

その他にも将棋や囲碁、ボーリングやダーツ、歌ったり絵を描いたり、ジョギングや筋トレ、数え出したらキリがないのですがそれぞれの分野で1つの事に打ち込んでいる人って言ってみたら全員「オタク」なんじゃないの?

 

だったらそれらの分野を極めたプロの人って「オタク」の完成形・究極の「オタク」ともいえるんじゃないかと思ったんですよ

 

その日からはさらに色々なことに挑戦しました

絵を描いたり、物語を書いたり、ボーリング、ビリヤード、ダーツ、マジック、プラモデル、登山、詩吟、将棋、三味線、麻雀、英会話、スポーツ観戦、食べ歩き、本当に色々試してみました

 

でも、どれもしっくりこなくて全て2,3回で終了

どうしてもあの日見て感じた熱量には程遠いんです

それからの何年かは同じことの繰り返しで結局なに1つ熱中できることに巡り合えませんでした

 

しか~し!

今から3年ほど前。のちにここまでハマってしまう「でんぱ組.inc」というアイドルグループに出会うんですよ

最初はいつものようにそれほどの興味はありませんでした

ただ、彼女に勧められた「でんぱの神神」という超密着型ドキュメントバラエティを見始めた時いつもより続けてみることが出来たんですね

 

でんぱの神神DVD 神BOXビリトゥエルブ

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1年以上見続けましたかね

次第に「でんぱ組.inc」というグループ、個性的なメンバーにもどんどん興味が出てきて「でんぱの神神」も遡って第1回目の配信から見出したんですよ

そんなある時です 冒頭でも書いた 突然の宣告

「まずは3年間一緒に頑張りましょう!」

と言われたのは

 

でも、それほどショックじゃなかったんです

そりゃあ 怖くないと言えばウソになりますけど最初もうなおる事のない病気を突然告げられて、そう遠くない未来に死んでいく、それを考え怯えながら生きてきた10年近くの日々を考えたら相当なショックを受けるのかなともおもったんですけど、考えていた思いとは程遠く普通に受け入れることが出来たんですよ

 

それはなぜかって?

もちろん 理由はこれしかありませんよ

僕はもうその時、長年憧れ続けていた「オタク」になれてたからです!

でんぱ組に出会って、バンもん!に出会って、ディア☆に出会って

今ではすっかりオタ活中心の毎日です

もう毎日が楽しくて、楽しくて、しかたありません

 

たかがアイドル、されどアイドル!

 

でも僕にとっては元気に前向きに生きていく上でのこの上ない原動力になっているんです

オタクに憧れていた…オタクになりたかった…そして今オタクになれた!

 

これが僕の人生の全てです! オタク最高!

 

あ ちなみにですけどまだまだ死ぬ気はありませんよ

これからもっと色々な現場にいって推しに会って、楽しんで、まだまだ生き続ける予定ですし、それをブログにも書いていきますから

申し訳ありませんがこのブログを読んでいただけている皆様にもまだまだおつき合いいただく所存です

どうか今後ともよろしくお願いしますね

 


でんぱ組.inc「WWDBEST」2017.1.20@日本武道館