病気で、ひきこもりだった僕とでんぱ組.inc #6
ども! 元ココロのひきこもりで、でヲタのわっしー.inc です
6回目となりました「病気で、ひきこもりだった僕とでんぱ組.inc」
今日は僕がひきこもるキッカケの1つにもなったある言葉について書いていきたいと思います。
その言葉は普通の人からするとごく普通のなんてことない言葉ではあるんですが、病気になりたてで弱っていた僕には本当に辛く、どうしたらいいのか分からないほどに困ってしまう言葉でした。
「大丈夫?」
という普通によく耳にする誰もが使う当たり前の言葉です。
ただ、当時の僕はこの「大丈夫?」という言葉を言われるたびに、どうしようもなく辛く、困ってしまい、どんどんと嫌になっていきました。
実際、周りの人からすると本当に「大丈夫?」と声をかけさせてしまうくらいに「大丈夫じゃなさそう」に見えていたんだと思います。
まぁ確かに全然大丈夫じゃないし、それを他人が見てハッキリわかるぐらいに表情にも出していたんでしょうね。
でも「大丈夫?」と聞かれたらつい反射的に強がって「大丈夫です」と答えてしまう。
それが毎日、毎日、何回も、何十回も言われ続けるともうどうしたらいいかわからなくなってきて最終的には
「もう ほっといてくれ」
「あんた 大丈夫って聞くけど じゃあ 何とかしてくれんの?」
「どうせ 俺の辛さなんて全くわからないんだろ?」
最悪ですよね。
みんな僕のことを心配して優しさから声をかけてくれているのに毎日そんな事ばかり考えていたんです。
もう どうしようもないぐらい最低の人間です。
自分が悲劇のヒロインにでもなったかのように
「俺は可愛そうだ」
「だれもなにもわかってくれない」
「どうして自分だけこんな目にあわなければならないんだ」
病気になってみて自分の本性というか最低最悪に捻じ曲がった自分の本当のココロを知りました。
そうしてそんな小さい自分に気付いてしまったんですね。
それからはもうずっと、ただひたすら自分のこの小さいココロを守るため、そんな姿を人に見せないため、出来るだけ人と関わらないように、近づかないように距離をとって生きて来ました。
結局、僕がこうした「ココロのひきこもり」になっていったのは単に自分のココロが弱かっただけ。甘ったれていただけなんですよね。
ただ、それを認めたくないから何もかも病気のせいにして、他人のせいにして部屋に篭って逃げ続けていただけだったんです。
でんぱ組の曲の中に
「あした地球がこなごなになっても」
という曲があります。
この曲の歌詞の中に
"あした地球がこなごなになって
宇宙のちりになって消えたら
プリズムみたいなおしゃれして
最低!ってそういって寝込んでやる"
という一節があります。
全体の歌詞の中からこの部分だけを抜き出すとちょっと難しいのですが、この歌詞でいう「地球」というのは 「自分の世界や生活、環境」を指し、その全てが明日変わってしまったとしても「その程度の事は大したことじゃない!」「へこたれないぞ!」「負けないぞ!」と精一杯強がりガンガン生きてやる! といった意味合いのものなんじゃないかと僕は思いました。
僕にもこのくらいふっきれた強さが、ほんの少しでもあったのなら全く違った10年間を過ごすことが出来たかもしれません。
ただ過去を変えることは出来ませんし過去があったからこそ今があります
この曲に出会い、勇気づけられ強さをもらう事が出来たのも10年前の僕ではなく、今の僕だからこそなのかもしれません。
人や歌に出会うタイミングは早くても遅くてもダメなんだと思います
その人にとって最も重要な時間に出会えることが大事で、それをもしかしたら奇跡というのかもしれませんね。